至高の名盤として有名なジャニス・ジョプリンの『パール』は洋楽に苦手意識のある方にも聴きやすいレコードです。
高級そうなチェアに寄りかかりながら笑うジャニス・ジョプリンがジャケットになっています。
ロックなバンドサウンドとブルースな歌声は季節を問わず、いつまででも聴いていられる音楽です。
そのため、年代も古くなった今でもジャニス・ジョプリンのレコードは人気があり、流通もしています。
ジャニス・ジョプリンのレコードを見ると、ほとんどのジャケットで愛くるしい笑顔を見せる彼女ですが、スピーカーから流れる音楽には心の通ったメッセージ性や感情が色濃く入り込んでいます。
女性ボーカルの良さを根本から理解できる作品であり、Jポップには無い良さを見つけることは容易いでしょう。
耳の中にサラリと入りながらも胸を締め付けるような、全てを吐き出したような彼女のボーカルは疲れている時や雨で沈んでしまった部屋の中を豊かにする音楽となります。
ジャニス・ジョプリンの代表レコードとも言える『パール』は彼女の歌声を聴いたこと無い方、洋楽をあまり聴かない方の心を掴み離すことはありません。
27歳という若さで亡くなった彼女が残したレコードは、量ではなく質が良い物が素晴らしいことを伝えてくれています。
活動期間が短いながらも人気を博し、ジャニス・ジョプリンはローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガーの中に選ばれています。